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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第63章 修復


ー翔sideー


「お疲れ様でした」


仕事を終え、スタッフに挨拶してから楽屋へと向かう。


「ふぅ…」



時計を見ると午前1時半。
今日の反省会はいつもより長引いた。


早く帰って太陽の寝顔を見たい。
そう思いながらスマホを開いた。


「………潤…」


生放送の時間、潤からメッセージが入っていた。


『電話して』


シンプルな言葉。


直ぐにそのまま電話を掛けるとたったワンコールで通話状態になる。


潤『もしもし』


「もしもし…」


潤『お疲れ様。仕事中にごめん』


「いや…大丈夫。何かあったの?」


潤『帰って来れる?話がしたい』


「今日?今から?」


潤『そう』


「分かった。これから帰ります」


そう言うと、何も言わずにそのまま電話は切れた。


いつもの潤と違った口調。
何だか怒ってる様な。


翔マネ「櫻井さんお待たせしました。帰りましょう」


タイミングよくマネージャーが楽屋へと入って来る。


翔マネ「あれ?お着替えまだですか」


「あ、ごめんね。あのさ…今日は実家じゃなくて家に行って貰える?」


翔マネ「了解です。じゃあ車で待ってますね」


「ありがとう」


マネージャーが出て行き、急いで着替えた。


話があるなら長くなるかもしれない。実家には帰れないかもしれないな。


母さんに連絡をしてから、俺は楽屋を後にした。
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