第60章 Prelude to collapse
「あっっ…ん…ふぁ…」
潤の指が俺の入口を広げていく。
潤の綺麗な指が動く度に声が上がった。
いつの間にか唇が離れていて。
潤「ほら…キスは?」
「やぁ…む、りっっ…」
涙目で見つめると潤が笑った。
潤にしがみつきながら声を上げるのが精一杯で…気が付けばソファーに俺が押し倒されていた。
「潤っっ…」
潤「翔…ほらキス…」
「ふぅん…」
潤の舌が絡み付き、また深いキスをする。
下を指で解されながら…潤の与えてくれる快感に酔った。
子作りじゃない…セックス。
そう潤が言ってた。
忘れてた…潤とこうしている事がとてつもない幸せだって。
潤に蕩けさせられる事の幸せ。
ううん…一緒に蕩ける事の幸せ…。
「ん…んぅっっ…ふぁぁっっ…!!」
奥を突かれ、白濁を吐き出しながら俺は脱力した。
潤「翔…挿れるよ」
力の抜けた足を開かれ、一気に潤が入って来る。
「あぁっっ…」
ガクガクと身体を揺さぶられ、頭の先から爪先まで快感でいっぱいになった。
「潤っっ…潤っっ…」
潤とこうしていられれば…潤と…太陽と…一緒に居られれば俺はそれだけで幸せなんだ…。
「あぁっっ…潤っっ…!!」
潤の熱を奥深くに感じながら俺は意識を飛ばした。