第60章 Prelude to collapse

「ん…ん…」


ソファーに座る潤の膝に座りながらその背中にしがみつく。


舌を絡ませながら潤がゆっくりと俺の服を脱がせていった。


潤「翔…」


息づきの合間に聞こえる潤の吐息まじりの声は酷く色っぽくて…それだけで身体が震えた。


「何…？」


潤「俺の服も…脱がせて？」


「ん…する…もっとキスして…」


潤「おいで…」


潤のシャツのボタンを脱がせながら顔を近付けると被り付く様なキスがくる。
俺も我慢出来なくて絡まる潤の舌を吸った。
口内に広がる潤の味にまた興奮する。


「ん…好き…じゅ…」


シャツを脱がし終えると潤の股間に手を伸ばしてベルトを外した。


潤「愛してる…」


その言葉が嬉しくて嬉しくて…それだけで幸せだった。


ごめん斗真…俺は…潤じゃないと駄目なんだ。
斗真じゃ駄目。
だから…この人を忘れたいって…斗真を頼る事は…一生ないよ。
ごめんなさい。


ズボンと下着を一気に降ろすと勢いよく現れた潤の塊。
ギュッと掴むと潤の腰が揺れた。


潤「翔待って…翔まだ脱がせてない…」


「やだ待たない…潤キス…」


塊を扱きながら潤にキスをねだった。


潤と愛し合える幸せ。
それだけでもう俺は生きていけそうな…そんな気がした。