• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第60章 Prelude to collapse


「斗真…」


斗真「潤は俺と約束した。絶対に泣かさないって。だから俺は…2人を祝福しようって決めた。今まで友達でいれたのも翔くんが笑ってたから。幸せそうに笑ってたから。でも…」


「斗真…」


斗真「………俺だって…男だ。何人か…好きになった人達は居る。真剣に付き合ってた奴だって。でも…初めてあったあの日から…俺の心の真ん中には…ずっと…貴方が居た…」


「………」


斗真「潤と変わらない位…俺だって貴方が好きなんだ。翔くんの事…愛してるんだ…」


「………斗真…」


斗真が話す度に…その言葉が俺に刺さった。


俺は…ずっと潤だけを見てきた。
今でも潤に夢中なんだ。
他の人なんて…眼中にない。
でもそんな俺を…斗真はずっと…。


斗真「………貴方が笑って居られるなら俺は…それでいい。でも違うなら…遠慮したくない」


「………」


斗真「大切な人を泣かせる様な奴に…任せておけない。例え貴方が愛してても」


「………駄目だよ…斗真…」


声が震える。


斗真「愛してる…」


「と…」


その瞬間、腕を引かれたと思ったら…斗真の腕の中に居た。


「だ、駄目…!」


斗真の腕を押し離れようとした。


「ん…!」


斗真の唇が…俺に重なった。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp