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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第60章 Prelude to collapse


斗真「何か子供って…弾丸みたい。さっきまでキャッキャ言って遊んでたのに急に寝たり。面白いな」


斗真の腕の中で眠る太陽は遊んで疲れたのかぐっすりと静かに眠っていた。


斗真「ほーんと…潤にそっくり…」


楽しそうに微笑む斗真。


「重たいでしょ。ごめんね」


斗真「全然平気。俺寝かせて来るよ。寝室大丈夫?」


「あ、うん。ありがと」


太陽を抱え、立ち上がる斗真。
そのまま寝室を出て行った後、俺はコーヒーを作ろうとキッチンに移動した。


『潤にそっくり』


その言葉で潤の事を思い出す。
潤はまだ帰って来ない。
それどころか連絡も無くて。
俺と斗真の送ったメッセージにも既読は付かなくて。
3人で余程大事な話をしてるのか。


「はぁ…」


テーブルに両手を着いてため息を付く。


斗真「翔くん?」


「うわっ…」


斗真が戻って来た事に気付いて驚いた。


斗真「声掛けたんだけど…」


「あ、ごめん…太陽ありがと」


斗真「いいえ。それにしても…虎鉄?あの猫太陽にべったりだな」


「そうなんだ。ここに来た時からだよ。太陽も弟だって言って…いつも一緒」


斗真「そうなんだ」


「あ、コーヒー飲もう。疲れたでしょ」


斗真「ありがと」


コーヒーカップを持ってリビングに移動した。
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