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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第59章 宮城の夜


翔「あっっ、あぁっっ、潤っ…駄目…」


秘部からの水音が大きくなる。


「見せて…久し振りに翔のイくところ」


耳元で囁くと中が強く締まった。


翔「やぁっっ…あ、潤っっ…!」


身体を震わせながら翔の白濁が腹に飛んだ。


翔「あ…はぁ…ふ…」


指を抜くと…くたりと翔の腕がシーツに沈む。
まだ痙攣の止まないその身体をまた開き、俺はいきり立った自分のモノを一気に沈めた。


翔「あぁんっっ…!」


橋声と共にまた白濁が飛んだ。


翔「あっっ、ん…や…」


「翔ごめん…痛くない?」


腰を支えながら抱き締めると翔の力ない腕がゆっくりと俺の首に絡む。


翔「平気…俺の中に潤を感じる…こんなの…久し振り…」


「………翔…」


身体を引き寄せられると…翔がそっと唇を重ねてきた。


翔「ごめんね…潤…俺…見えなくなってた…潤の事…太陽の事…全部…」


「………」


翔「1番大切な事…忘れてた」


「大切な事…?」


翔「俺も…潤に笑って欲しかった。潤が…太陽が笑ってくれなきゃ駄目なんだよ…」


「翔…」


翔「昨日考えて…やっと分かった。ごめんね潤…俺を許して…」


「っっ…翔…」


翔「泣かないで…」


翔が笑いながら俺の頬を拭う。
そこでやっと…自分が泣いていたのに気付いた。


「ごめん…翔…本当に…ごめん…」


翔「謝らないで…悪いのは…俺…」


「翔…」


違う…違うんだよ翔…


お前が俺との事…ちゃんと考えてくれてる間…俺は…俺は…


お前を裏切った…このベッドで…


翔「潤…」


「翔…翔っ…」


俺が泣く資格はない。
分かってるのに…


俺は…いつまでも止まらない涙を流し続けるしか出来なかった。
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