第59章 宮城の夜
宮城でのライブは2日目も無事に終え、翌日に翔は報道番組の収録の為に東京へと戻って行った。
俺達は休み…という訳にもいかず。
4人番組のロケへと向かった。
夕方には収録を終え、俺はスタッフに予約してもらっていたお店へと向かう。
お店の人に促され、奥の個室に入ると馴染みの顔が俺を迎えた。
旬「お疲れ~!」
「久し振り」
ドラマで共演した仲間達が俺を笑顔で迎える。
「まさか前乗りしてくるとはなぁ」
旬「驚かせてやろうってな」
空いてる場所に座ると…隣には真央が居た。
真央「久し振り」
「久し振り。大河お疲れ様」
真央「ありがとう。結局視聴率上がらなかったけど…楽しかった。潤くんのお陰」
「俺は何もしてないけど」
真央「ううん。ありがとう」
旬「斗真が居ないのが残念だけどなー。いそがしいみたいだなあいつ」
「仕方ないよ。ツアーは来てくれるって言ってたしな。まずはビールだよな」
店員さんを呼び、注文を始める。
翔の居ない夜、俺は仲間達と夜中まで熱く語り合った。