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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第9章 結婚式


ー潤sideー


翔「うわーいい景色」

車を降りると、翔が伸びをしながら景色を眺める。


翔へのサプライズウェディングを含んだ新婚旅行。
俺はあえてシーズンオフの軽井沢へとやって来た。


人目も付かないからバレにくく、ゆっくり出来るし気に入った教会があったのがその理由。

「翔。調子良ければちょっと散歩しない?」


「うん行く」


俺達は借りたコテージに荷物を下ろすとそのまま散策した。




「疲れたら言ってね。おぶってやるから」


翔「ははっ。無理だよー。何キロ増量してると思ってんの」


「え、むしろ何キロ増量したの」


翔「………9キロ」


「おぉー」


翔「はぁ…子育てのスタートと共にダイエットもしないとね…」


「いいんじゃね別に。ふくよかな方が俺は…」


翔「駄目だって。一応アイドルなんだから生活感見せつけちゃ」


「そう?」


翔「そう」


「じゃあ俺もその時はダイエット手伝うから」


翔「よろしくね」


手を繋いで自然の中をゆっくり歩く。
周りを見渡しても殆ど誰も居ない。


この道の先に、結婚式を上げる教会がある。
多分…もう皆来てるはず。
俺は出来るだけ自然に、散策しながら翔を教会へと誘導して行った。


途中立ち寄ったお店でお茶をしたり、買い物をしたり。
ゆっくりと教会へと向かった。
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