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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第56章 Struggle


バタバタと話しながら駆け寄って来るマネージャー。
その顔は険しくて…。


潤マネ「じゃあ関係者には裏口から入って貰う様に…。俺が今から話付ける。うん…うん…」


電話を切ると顔を上げて俺を見つめる。


潤マネ「もうマスコミが何人か集まってるみたいです」


「マジか…」


潤マネ「………仕方無いです。生放送に倒れたんですから。視聴者の前で…」


「………」


潤マネ「櫻井さんの容態は…」


「まだ…分からないって…」


潤マネ「………そうですか…」


翔マネ「3人は?」


潤マネ「こっちに向かってる。ご家族にも連絡は済んだ。社長やジュリーさんにも」


「………」


ゆっくりと太陽を降ろしてベンチに座らせた。


太陽「パパ…」


「大丈夫。ママは大丈夫だよ」


太陽「ママ…ママぁ…」


不安に涙を溢す太陽を抱き締めながらずっと落ち着かせていると…漸く治療室の扉が開いた。
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