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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第55章 険しい道の始まり


「はぁ…」


翔「ふぅ…潤…」


「なぁ…もう挿れていいだろ?」


翔「いいよ…来て…」


散々入口を慣らした後、足を広げる翔に…俺は一気に塊を捩じ込んだ。


翔「あぁっっ…!」


「あ…すげぇ…」


2週間振りの翔の中。
挿れただけでもう俺は欲望を早く吐き出したくて…。
がむしゃらに腰を振った。


翔「あっっ、あんっっ…あぁっっ…」


「あー…駄目だやっぱ持たねぇ…」


翔「あぁっ、だ、駄目っっ潤…」


「な、に…?」


翔が俺の腕を強く掴んだ。


翔「直ぐ出しちゃ駄目…あっっ…5分は持たせないと駄目だって…」


「は…はぁっ…?ちょ、待っ…」


翔「その方が…妊娠しやすいからっっ…」


「そ、な事いきなり言うなよっっ…久々なのに無理っっ…」


翔「あぁっっ…潤お願っっ…」


「あ…やべっ…」


勢いのまま…俺は直ぐに熱を放ってしまった。


「はぁ…はぁ…」


翔「あ…もう…嘘でしょ…」


溜め息を付きながら翔が髪を掻き上げた。


「………ごめん…」


翔「………大丈夫。急に言ってごめん」


笑って俺の肌に触れる翔。
でもその瞳は不満げで…ガックリと肩を落としたみたいだった。


『もう一回』
そう言いたかったけれど言えなかったのは…翔の言葉に心も萎えてしまったから。


これからは…タイミングと射精までの時間…計算してやんないといけないのか?
いつまで…?
翔が妊娠するまで…?


「風呂…入ってくる」


翔「潤…」


ベッドを降り、俺は逃げる様に風呂場へと向かった。
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