第55章 険しい道の始まり
太陽「こてー」
虎鉄「にゃっ!」
太陽「ははっ!」
太陽が猫じゃらしで虎鉄と遊んでる。
そんな光景を見ながらソファーに腰掛けお酒を飲んでいた。
キッチンに目をやると…夕食の片付けを終えた翔が薬を飲んでいた。
立ち上がり、キッチンへと向かう。
「薬?」
翔「うん。今日からこれ飲んでいかないと」
「………そっか。俺に…出来る事ない?」
そう言うと…翔がにっこり笑った。
翔「………ホルモン剤飲んでるとね…たまにイライラしたり…気持ちが不安定になったりする事あるって言ってたでしょ。そうなった時は…支えて欲しい」
「勿論…そうするよ」
翔の腰に手を回して引き寄せる。
「子作りも…これからペース増やそうな…」
翔「ふふっ。そうしたいけどね…」
翔の人指し指が俺の唇に触れた。
翔「しょっちゅうしてても駄目だって。しっかり排卵した日狙って…その日にしっかりと…子作りして?」
「えぇ?マジで?」
翔「1人でするのも無しだよ?それまで…しっかりと健康なおたまじゃくし…溜めといてパパ?」
翔の手が伸びて俺の股間に触れる。
「ちょっ…そんな事言うなら触るなって…」
翔「ふふっ」
翔が楽しそうに俺の唇に触れた。
「小悪魔…」
そう呟きながら俺は翔の唇に自分のを押し付けた。