• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第55章 険しい道の始まり


全ての検査を終え、着替えていると足音が近付いてくる。


看護師「松本さん」


「はい」


カーテンを開けると心配そうな表情の看護師さんが立っていた。


看護師「あの、ご主人が…奥様をお呼びで」


「何かあったんですか?」


看護師「それがあの…最後の精液採集が…上手くいかないみたいで…奥様を呼ばれていて」


「分かりました。ご迷惑お掛けしてすみません」


頭を下げて潤の居る部屋に向かった。





「潤?入るよ?」


ノックをして扉を開けると…潤が項垂れた様子で椅子に腰掛けてた。


「………どうしたの」


6畳程の部屋。
椅子とテーブル、マガジンラックが置かれたその中は…精液採集する為の…いわゆる1人えっちする為の部屋。
マガジンラックには沢山の…エロ本。
裸の女性や男性がズラリと並んでいた。


潤「翔」


「ふふっ。潤こういう人がタイプ?」


テーブルに広げられた雑誌には…綺麗な男性が裸で股を開いていた。


潤「………全然勃たねぇ…」


紙コップを持って俺を見つめる潤が…何故か可愛く思えた。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp