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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第54章 決意を胸に


ー翔sideー


「よし。忘れ物はない?」


潤「大丈夫」


太陽「ママー。ぼうしは?」


「ああごめんごめん」


カウンターに置いた帽子を太陽に被せる。


「おうち帰ったら虎鉄に会えるね」


太陽「うん。今日はこてとねるんだ!」


「うん。虎鉄も喜ぶね」


ポン、と頭を撫でて立ち上がる。


窓の外に流れる景色を見つめた。


「楽しかったねハワイ」


潤「楽しかった。3人で堂々と外出するのも…なかなか出来ないからな」


「また来ようね」


潤「うん」


「よし。行こうか」


3人で並んで部屋を出る。


今から14時間掛けて日本に戻る。


日本に着いたら…潤に伝えよう。
俺の思いを。
心に決めた事を。
きっと潤なら…応援してくれる。
協力してくれるから。
太陽の…為にも…。


「潤」


潤「ん?」


振り返る潤にキスすると嬉しそうに笑った。


太陽「あーまたちゅーしてる」


「ふふっ、いいのー」


こうして俺達は…ハワイのライブ、智くんとにのの結婚式、束の間の休日を終え、日常の待つ日本へと戻って行った。
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