第54章 決意を胸に
翔「わぁ、綺麗だね…」
和「いいなぁ…」
左手の薬指に光る婚約指輪を翔ちゃんとにのが目を輝かせながら見てる。
潤「相葉くん、綾ちゃん。本当におめでとう!そしてハワイお疲れ様。じゃあ乾杯!」
智翔雅和「乾杯~♪」
ハワイ最後の夜。
俺達は皆でハワイ最後の食事会に出掛けた。
奥様3人は…子供の面倒を見ながら指輪の話に花を咲かせている。
潤「どうだった?プロポーズは決まった?」
「いやぁ…指輪飛ばしちゃって…俺もびしょ濡れになっちゃって」
智「ははっ。相葉ちゃんらしいや」
「一生に一度なのに最悪だよ。でも…綾ちゃん泣いてくれた…」
潤「翔も…泣いてたよ」
智「うん。かずも」
「あの顔…きっと忘れられないよね…」
智潤「うん」
あの笑顔を…一生忘れない様に。
死ぬ気で…綾ちゃんを守っていこうって…そう決めたんだ。
綾ちゃんの笑顔を…守ろう。
「日本に帰ったらまた色々迷惑掛けちゃうけど…宜しくお願いします」
潤「何言ってんだよ。そんなのは迷惑にならないよ」
智「うん。それが迷惑だっつーんならいくらでもかけろよ。かずや翔くんも…同じ答えだぞ」
「ありがとう…皆」
潤「泣くなって。ほら、飲もう」
「うん…!」
皆ありがとう…!
この日の夜は…ひとしきり美味しいお酒を飲む事が出来たんだ。
こうして…俺達のハワイ最後の夜は更けていった…。