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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第53章 ハワイでのハネムーン


和「あ、あぁっっ…さとっっ…さとしっっ…」


「かずっっ…」


お互いの名前を何度も呼びながらおいら達は愛し合った。
何度もかずの中で果て、かずも何度も一緒に果てた。


何となく…身体を重ねた15年前のあの日。


しっかりとお互いを感じながら愛し合った15年後の今。


15年後の30周年も…ここで愛し合えたら…。
もっともっと愛し合おう…かず…。


和「あぁっっ…も、駄目っっ…あ、あぁんっっ!!」


白濁を吐き出しながらかずがぐったりと目を閉じる。
そんなかずを見ながらおいらもかずの中に最後の白濁を放った。


「かず…平気…?」


和「ん…無理…」


そのままかずは意識を手放していく。


「かず…愛してるぞ…」


そっとキスを落としてかずを抱き締める。
そのままおいらも直ぐに微睡みの波に飲まれていった。










目が覚めると…かずがおいらに背中を向けてうつ向いている。


15年前と…同じ光景。
でも背中から漂ってくる気配はあの時とは違って…。


そっと手を伸ばして背中に触れるとかずが涙を拭いながら振り返った。


「おはよ」


和「お、はよ…」


「どうした?」


和「うん…」


「ん?」


和「………幸せだなって…」


「………おいらも…」


身体を起こして後ろからその華奢な身体を抱き締めた。
かずの身体がおいらに寄り掛かってくる。


その体勢でおいら達は暫く朝日をのんびりと眺めていた。
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