第53章 ハワイでのハネムーン
ゴクリと喉を鳴らしながら…かずが身体を起こしてこちらを見つめる。
その表情に…15年前のあの日のかずの表情が重なる。
和「どうしたの?」
「………いや…ずっと…綺麗だなって…」
15年前に抱いた16歳のかずも…今抱いてる31歳のかずも…綺麗だ…。
でもやっぱり…15年前の…おいらにまだ何の感情も持ってないあの時のかずより…今の…おいらを愛してくれてるかずが…綺麗に感じる。
「綺麗になった。かず…」
和「さとし…」
そのままかずの仰向けに押し倒してキスをした。
和「ん…んん…」
俺の髪に指を絡ませながらそれに答えるかず。
ただ欲を吐き出したかった15年前…。
今は…こんなにも愛しい…。
もっともっと…愛したい…。
足を抱えて体制を整えると蕾に塊をあてがった。
息を吐くと、一気にかずの中に入る。
和「あ、あぁっっ…!!」
かずの身体が跳ねた。
「かずっ…」
腰を掴んで腰を動かし始める。
和「あっっ、さとしっっ…」
「かずっ…」
指を絡ませながら強く激しく、かずの身体を掻き抱いた。