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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第52章 6年目のハッピーウエディング


扉が開かれると…そこに並ぶ大好きな人達の顔。


溢れそうになる涙を堪えながら…父さんとゆっくりと並んで歩く。


バージンロードの先には…さとしが優しい笑顔でこちらを見ていた。
でも俺が近付いて行くと徐々にさとしの顔が緩んでいった。


さとし…。


最前列に並ぶ…俺達の家族と子供達…。
智香ちゃんが俺達に笑顔でこちらを見ている。
その手の中には…母親である亜香里さんの写真があった。


亜香里さんも…見てくれてる…。


さとしの隣に立つと…父さんがさとしと向かい合う。
さとしが頭を下げると父さんがそっと肩を叩き…席に戻った。


さとしと並んで神父さんの方に向き直す。
神父さんが何かを話し始めたけれど…英語だから分かんない。


黙って静かに聞いていると…最後に神父さんが言った。


神父「Satoshi Ono,do you take Kazunari from you now hold by the hand to be your lawful wedded wife?」


智「Yes,I do」


智がしっかりと…頷きながら答えた。
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