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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第51章 ハワイでのコンサート


ジュリー「和也」


病院からの帰り道。
ホテルに到着する数分前、ジュリーさんに名前を呼ばれて振り返る。


「はい」


ジュリー「上手くいってるの?」


「はい。順調に…」


ジュリー「そう。それならいいわ」


「………上の娘の事ですか?」


ジュリー「………そうよ」


「大事な俺の娘です」


ジュリー「………そう」


「きっと…亜香里さんの娘だから…そう思えるんだと…思ってます。彼の娘じゃなかったらきっと…無理でした」


そう言うとジュリーさんは何も言わずに俺の手を握る。


ジュリー「貴方と智。翔と潤。歩んできた道は違うけれど…しっかりと絆深めてるのね。思ってた以上に。立派よ」


何か…そういう事言われると恥ずかしい…。


車が止まり、ホテルに着いた。


ジュリー「和也」


「はい」


ジュリー「明日も頑張りましょう。その後の結婚式も…楽しみにしてるわよ」


「………ありがとうございます」


頭を下げて俺は愛する人達の待つ場所へと戻った。
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