第51章 ハワイでのコンサート
太陽「ママー!」
「太陽!」
屈んで両手を広げると…最愛の息子が腕の中に元気よく飛び込んでくる。
「太陽~よく来たね。いい子にしてた?」
太陽「うん!」
「そっか。えらい」
頭を撫でると太陽が嬉しそうに笑った。
俺達が泊まるホテルにようやく着いた家族達。
向こうの方で智くんとにの、そして相葉くんと綾ちゃんも家族とワイワイしてる。
翔「本当にこんなとこまですみません」
潤父「いいんだよ。俺達もハワイ楽しみにしてたからな」
潤母「そうよ。私達は買い物楽しみにしてるし。ねぇ陽子さん」
翔母「そうよ。こんなチャンスなかなか無いんだから。いつもの様に、思いきりやってきなさい」
「うん。ありがとう」
翔父「そういえば潤くんは?」
「今最終確認してて…あ、潤!」
奥から潤が走ってこちらにやって来る。
潤「太陽!」
太陽「パパ!」
潤「すみませんありがとうございます」
翔父「忙しいみたいだね」
潤「すみません、最終確認を…」
太陽「パパかたぐるま!」
潤「よし。ほらおいで!」
潤に太陽を渡すとそのまま肩車され、太陽は嬉しそうにはしゃいだ。
本番前の細やかな一時を、俺達は時間が許されるまで過ごした。