第50章 結婚式に向けて
雅紀「鬼」
潤「ごめん」
「ドS」
潤「悪かったって」
智「濃ゆ顔」
潤「それ関係ないだろ」
冷えたスポーツドリンクで身体を冷やしながら俺達は円陣を組むように座っていた。
雅紀「でも…もうすぐかぁ…ライブ」
潤「そうだなぁ」
翔「コンサート…それと2人の結婚式」
智「ふふっ」
「恥ずかしいから止めて」
翔「いいじゃん。皆楽しみにしてるよ」
「ありがとう」
翔「ねぇ。結婚式の後はさ…どうすんの?」
「後?」
翔「新婚じゃないけど…せっかくだし2人でちょっとゆっくりしたら?」
「でも子供達居るし…出掛けるなら家族でだな」
智「だなぁ」
汗を拭きながらさとしが頷いた。
翔「子供だったら預かるよ?」
「え?」
翔「いいよね潤」
潤「勿論。太陽も喜ぶよ」
「え…」
潤「日本じゃ外歩いたりもなかなか出来ないからさ。遠慮しなくていいよ」
智「………」
「さと…どうする?」
智「………じゃあ…せっかくだからお願いするよ」
翔「そうこなくちゃね」
智「一晩だけ頼むよ。ありがとう」
潤「うん」
さとしと…ハワイで2人…。
「ありがとう。翔さん潤くん」
俺は2人に頭を下げた。
ハワイ…。
心に残る思い出にしよう。
俺はそう誓った。