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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第50章 結婚式に向けて


ー和也sideー


AD「それではこれで田茂青志役の二宮和也さん、オールアップです!」


「ありがとうございました!」


拍手が沸き起こる中、監督に花束を貰う。
これで撮影もオールアップ。


俺とさとしなんて夫婦で連ドラなんか入れられて。
「被るのはちょっと…」そう言ったけれど無理矢理捩じ込まれた。


子供達には迷惑掛けたけれど、これから少しは一緒に居られるかな…なんてそうはいかない。
ハワイコンサートのリハーサル漬け。
そしてレギュラー番組の収録。
ハワイから帰って来てもツアーがある。
息つく暇もない。


でも…頑張れるのもメンバーが居るから。
子供達が居るから。
さとしが居るから。


ハワイで少しでもゆっくりする為に…頑張ろう。


「二宮さん!」


「え?」


俺が顔を上げるとそこには俺の生徒役の子達が立っていた。


「二宮さんの演技…間近で見させて貰って本当に勉強になりました」


「いや…。なかなか数字上げられなくてごめんね」


「二宮さんだけのせいじゃないです!」


「そうです!」


「二宮さん凄かったですよ!先生ありがとうございました!」


「………ありがとう」


生徒皆に囲まれ、俺は幸せな気持ちでドラマの撮影を終える事が出来た。
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