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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第49章 15周年の始まり


「結婚式…?」


智「うん」


「いつ?」


智「ハワイで」


「ハッ…ハワイ!?」


さとしの突然の言葉に俺は布団を飛び起きた。


智「驚く事か?」


「驚くよ!何いきなり結婚式なんて…」


智「やってないから…せっかく家族も皆でハワイに行くし…子供達も一緒にさ」


「………」


頭が着いていけない。
何だよいきなり結婚式って…。


智「あのさかず…」


「………はい…」


智「翔くんと松潤の結婚式…凄く良かったよな」


「うん…」


智「翔くん綺麗だった」


「うん…」


智「かずの花嫁姿…見てみたいな…きっと…世界一綺麗な花嫁さんになると思うんだよなぁ」


「さとし…」


智「まぁ事務所に許可取ってからだけど…。結婚式」


「………本当に?」


智「おう」


「………じゃあ…やる」


智「よっし!決定!」


「え…」


智「じゃあお休みかず」


「お、おやすみ…」


そのままさとしは元の体勢で眠りについた。


「本当に…?結婚式…」


智「………ぐぅ…」


「もう寝たの?」


智「むにゃ…」


「もう…」


………結婚式…。
数分前まで気にも止めていなかった事が…何でだろういきなり…。


「………明日翔さんに電話掛けないと…」


結局その日俺は明け方まで眠れなかった…。
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