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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第49章 15周年の始まり


智「松潤いつハワイ行くの?」


「とりあえず4月に一度下見に行こうと思ってる。何度か行って打ち合わせしないといけないから…」


大野家で食事をご馳走になった後、お酒を飲みながら今年やるハワイライブでの話になる。


にのは智也、和香ちゃんと太陽を寝かし付けた後、智香ちゃんとお風呂に入っている。


リビングには俺、りーだー、相葉くんの3人だった。
綾香ちゃんは実家に帰省中だった。


雅紀「忙しくなるね。平行してツアーの打ち合わせするんでしょ?」


「そのつもり」


智雅「宜しくお願いしやす!」


「ははっ」


智「にしてもハワイかぁ…」


雅紀「何か感慨深げだねぇ」


智「………初めてかず抱いたのが…ハワイだったからなぁ。もう…15年か…」


雅紀「えぇ!?あの時!?」


智「あれ?言ってなかったっけ?」


雅紀「聞いてない聞いてないよぉ!」


ブンブンと相葉くんが大袈裟に手を振った。


雅紀「その頃から付き合ってたんだねぇ」


智「いや…ちゃんと付き合ったのは…4年後…」


雅紀「はぁ!?」


智「まぁまぁ。人それぞれだよ。でもおいらとかずの関係が始まった場所だから…思い出深いよな…」


「そっか…」


雅紀「松潤達は?」


「俺は…ひたすら翔の隣キープしてたなぁ」


智「そういや『翔くん翔くん』言ってたな」


「うんうん」


雅紀「15年後…こういう形になるとは…思わなかったもんね…」


「うん…」


智「だなぁ…」


あの日の記憶を浮かべながら…俺達は酒を酌み交わした。
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