第48章 最愛の家族
ー翔sideー
「おはよー」
翔母「翔おはよう」
太陽「おあよー!」
リビングに入ると既に全員が食卓を囲んでいた。
今日は日曜日だから…ゆっくり家族で団らん出来る。
俺は太陽を抱っこして潤と隣に座った。
翔母「おはよう太陽ご機嫌さんねぇ。一緒に寝てくれなかったからばぁば寂しかったわ」
太陽「ごめなさい」
翔母「今度は一緒に寝てね?」
太陽「あい!」
母さんが太陽の頭を撫でると太陽が嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあ頂きまーす!」
手を合わせて炊きたてのご飯を食べる。
時々会話をしながら食事をしていた。
太陽「じぃじー」
翔父「ん?どうした太陽」
太陽がふと父さんに話し掛ける。
父さんも笑顔で返した。
太陽「あのねーパパママのこといじめてたの」
潤「え?」
唐突な太陽の言葉に家族全員が動きを止めた。
翔弟「何?喧嘩したの?」
「してないよそんな…!」
翔父「太陽何パパとママ何かあったのか?」
太陽「あのね。パパへんなかっこしてたの。おめんつけて…。そんでね、ママをはだかんぼにしておうまさんしてたの。ママおっきぃこえだしてたんだよ?でもパパやめないの」
「………」
潤「………」
翔父「………」
翔弟「………ぶっ、くくっ…」
「いやあの…」
翔父「………お前達…子供の前で何を…」
「えっとー…」
素直で純粋な我が子の一言で…家族団らんが一瞬にして気まずい雰囲気になってしまった…。