第41章 Past surging
翔「智くんが?」
和「そうなんだよ…智也が1歳になったばかりだから俺はまだまだ先だと思ってるんだけど…」
国立ライブのリハーサルが終わった頃にはすっかり真っ暗で…。
振り付けの事でまだ打ち合わせをしてる旦那様2人を残し、俺と翔さんは一足先に帰る事になった。
シャワーを浴び、着替えを済ませた後コーヒーを飲みながら翔さんと会話を弾ませていた。
翔「いいんじゃない?」
「いやー…無理だよ」
翔「子育てなんて何とかなるもんだろ?俺達今までそうやってきたんだからさ」
「そうだけどね」
翔「ま、深く考えなくていいんじゃない?」
翔さんが一気にコーヒーを飲み干す。
翔「出来たら出来たですんなりいくもんだよ」
「そんなもんかなぁ…」
翔「そ。そんなもんだよきっと」
「ありがと翔さん」
翔「いーえ」
コーヒーをゴミ箱に捨てたタイミングでマネージャー達が楽屋に入って来る。
翔マネ「帰りましょうか」
和マネ「行きましょう」
「はい」
翔「さて…夕飯どうしようかなー…」
「あ。この間作ったんだけど………」
俺達は鞄を抱えて楽屋を出て行った。