第39章 雅紀の決意
ー翔sideー
「そっか。辞めるんだ」
綾香「うん。もう決めたの。それに今度まー君がその事きちんとうちの実家に話しに来るって。実家にも…迷惑掛けてるだろうからって」
和「そっか…でもごめんね。元々は俺達の夫婦喧嘩に巻き込んだ上に…子供の面倒見てもらってたからこんな風になっちゃって」
綾香「いい機会だったのかも。それに仕事辞めたらもっと子育てのお手伝い見れるから」
「綾ちゃん…」
俺は手を伸ばし、2人の手を強く握った。
「俺達奥さんチーム。これからも仲良くしようね」
和「勿論」
綾香「うん」
俺達は見つめ合いながら微笑み合った。
太陽「ママー!おなかすいたぁ」
テレビを観ていた太陽が駆け寄って来る。
「そうだね。もうすぐお昼だ」
智也「おぎゃあ…おぎゃあ…」
リビングで眠っていた智くんが泣き出した。
和「あー。お腹空いたかな。ごめん準備任せていい?」
綾香「いいよ。買って来たの並べるだけだから」
和「ありがと」
にのが智くんの元に駆け寄った。
太陽「ママー抱っこー」
「ん?はいはい」
手を伸ばす太陽を抱っこしながら綾ちゃんとお昼の準備をした。