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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第39章 雅紀の決意


その日の夜、相葉くんの記者会見を俺とにのは相葉くん家で綾ちゃんと一緒にテレビで観た。


沢山のフラッシュの中、相葉くんは1問1問誠実に受け答えをした。


真剣にお付き合いをしている女性が居る事。
将来的には結婚を考えて居る事。
子供は知り合いの子供を預かっていた事。
メンバーの子供かと聞かれてたけど…言葉を濁しながら上手く交わしていた。
俺達の為を思っての事だろう。


雅紀『こんな風に報道に出る形でファンの皆様にお伝えする事になってしまった事…深くお詫びします。ですが私は1人の男として…たった1人の愛する人を幸せにする事を真剣に考えております。勝手ではありますが…温かく見守って頂ける事を願っております』


最後にそう言い残し、相葉くんは深く頭を下げた。


俺とにのの間で綾ちゃんは涙を拭いながら画面を真っ直ぐに観ていた。


綾香「2人共ありがとう」


去り際にそう言って微笑む綾ちゃんの笑顔は本当に綺麗だった。










和「相葉さん…格好良かったね」


「うん。ちょっと惚れそうになった」


和「うん」


「………潤に逢いたい。早く帰って来ないかな」


和「ふふっ。俺も…さとしに逢いたい」


夫への想いを募らせながら俺達はそれぞれの家族の元へと帰って行った。
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