第37章 最愛のパートナー
ー潤sideー
「ごめんなさい…」
翔「………本当馬鹿…」
「すみません…」
抱き抱えた俺の腕の中で翔は頬を膨らませながら俺を見上げていた。
翔「俺達…何で喧嘩したか分かってる?」
「はい」
翔の手が伸び、俺の頬をむにゅっと摘まむ。
翔「潤が『セックスすれば機嫌よくなる』って言ったからなのに…今のもそう?」
「ち、違う!ただ…やっと翔が隣に居るって思ったら…もう何かたまんなくてさ…」
俺は必死に言い訳をする。
「俺はいつでも翔とセックスしたくて…いや違う。あの…翔としかしたくないよ?ほら…1週間してないし…翔見たらしたくて…あ、翔だからだよ?翔の匂いとか…感触とか…もう…ムラムラッと…」
翔「ふふっ」
翔が俺を見ながら笑った。
翔「分かってるよ。焦りすぎ」
「………本当?」
翔「ご機嫌取りのえっちじゃなくて…仲直りのえっちでしょ?」
「そう!そうだよ!」
翔「でも焦りすぎ。明日まで2人なんだから…時間はたっぷりあるよ?」
そうやって微笑む翔が凄く可愛くて色っぽくて…俺の下半身には既に熱が籠っていた。
「し、翔!」
翔「ひゃあ!」
俺はそのまま翔を床に押し倒す。
「翔も悪いんだよ?そうやって俺の精気を骨の髄までしゃぶろうとするから…」
翔「そ、そんな事してない…」
「してる!毎日毎日俺を誘うから俺が勃つんだよ」
翔「もう…潤…!」
諦めた様な翔の微笑み。
翔「次は…ちゃんと俺もイかせてね?」
こてんと首を傾げられる。
そして俺の理性がプツンと切れた。