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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第37章 最愛のパートナー


ー翔sideー


「ん…ふ…」


潤の舌が俺の口内を弄ぶ。


1週間振りの潤の唇の感触。舌の感触。
そして広がる潤の味…。


太陽「ママぁー」


太陽の声にも耳を貸せず、俺達は久し振りのキスに夢中になっていた。


やっぱ…キスって最高…。


「ん…ふぅ…」


俺の口から吐息が漏れると潤のキスはもっと激しくなる。


俺と太陽を抱き締めたまま何度も唇を重ねた。


「ふぁ…」


銀の糸を引きながらゆっくりと唇が離れる。


やだ…もっとしたい…。


「潤…」


潤「これ以上は押さえられなくなるからさ…」


優しく微笑みながらおでこにキスが落とされる。


「潤…」


もう…格好いい…。


やっぱまだしたい…


潤の頬に手を添えると入口の方で咳払いが聞こえた。


「え?」


振り返ると…


和「いい加減気付いてくれますかね?俺達の存在を」


「み、皆…」


メンバー3人、そして綾ちゃんが呆れ顔で立っていた。



「の、ノックしてよ!」


雅紀「したよぉ!でも返事無いから開けたらすげーキスしてるから…」


智「エロかったなぁ…」


和「全く子供の前でもう。あんたたち今日は太陽くん没収!!」


潤「え!?」


和「おいで太陽くん。今日はかずママと智也と一緒に寝よう」


太陽「かじゅまんまー♪」


にのが俺達から太陽を奪うと太陽は嬉しそうににのにしがみついた。


綾香「大した事なくてよかったね。じゃあ私達はお邪魔みたいだから帰る」


潤「え?もう?」


和「太陽くん。パパとママにバイバイは?」


太陽「バイバーイ♪」


泣くどころか太陽はご機嫌で俺達に手を振った。


「に、にの…」


和「良かったじゃん仲直り出来て。今夜はゆっくり2人で過ごして下さい。じゃ」


手を振りながら皆は部屋を出て行った。


潤「………太陽…誘拐された…」


「うん…」


潤「ふふっ…」


メンバーの優しさに感謝しながら俺達はまた強く抱き合った。
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