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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第36章 翔の家出


ガタガタと大きな物音で目が覚める。


何事かと目を覚ますと…そのままソファーで眠っていたらしい。


「重い…」


隣にはおいらに抱き着いて眠る松潤の姿。


「おい起きろよ」


潤「うーん…しょー…」


抱き着いたままおいらに擦り寄って来る。


「あほ!起きろ!」


松潤の頭を反対側に向け、おいらはリビングを出た。


「かず!」


物音の原因はかずだった。


智也をおぶってスーツケースを引きながら丁度玄関を出ようとしていた。


「え?え?かず何してんの?」


和「相葉さんとこに泊まる」


「はぁ?何でだよ」


和「奥さんの事馬鹿にする様な旦那とは一緒に居たくない。暫く帰らないから」


「何でそうなるんだよ…!」


和「潤くんと一緒に居れば?話合うでしょ」


「待てって!」


和「待たない。2人ともしっかり反省するまで俺も翔さんも許さないから」


そしてそのままかずは家を出て行った。


「………何で…」


呆然と立ち尽くしていると目を擦りながら松潤が歩いて来る。


潤「りーだー…。にのどうしたの?」


「………」


そのままゆっくりと振り返り、松潤を見つめる。


「誰のせいだよ…」


潤「え?」


ボケッとしたこいつの顔を見てると…段々腹が立ってきた。
こいつのアホな発言のお陰で…おいら夫婦まで巻き込まれた…。


このアホのせいで…!


「おめーのせいだこのアホ!この激眉野郎が!!」


潤「え?うわぁっ!」


おいらはそのまま目の前のアホに飛び蹴りを食らわせてやった。
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