第36章 翔の家出
「何でこうなっちゃうかねぇ…」
潤「ごめんりーだー…。巻き込んじゃった…」
「本当だよもう…おばか…」
ため息を付きながら松潤と2人、缶ビールを飲んだ。
かずを追って寝室まで行ったが中から鍵を掛けられてしまった。
なーんでおいら達まで喧嘩しなきゃいけないんだよぉ…。
潤「翔…」
ポツリと呟きながら松潤もビールを流し込む。
潤「ぐすっ…」
「泣くなよ…」
潤「だって翔が…」
翔くん絡みだと松潤はかなりヘタレになる。
「離婚する訳じゃないんだから。落ち着けよ」
潤「り…離婚…!」
松潤がまた泣きそうな顔をする。
「だから違うって。離婚する訳じゃないんだからって言ってるんだよ」
潤「い、嫌だ…!りーだー!!俺っ…翔が居ないと生きていけないよぉっ…!!」
ガバッと松潤がおいらに抱き着いている。
「あーもう!ちょっと止めろって」
潤「翔っ!しょおーっっ!うわぁぁん…俺翔が居ないと死ぬ!死ぬっっ…!!」
「分かったって!もうウザい!!」
ぐいぐいと、しがみついてくる松潤の顔を押すが松潤はおいらから離れようとしなかった。
「もう…頼むよぉ…」