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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第35章 Big Fight part2


ー潤sideー


「そっかぁ…大変だったな」


翔「暫くは熱は下がらないかもしれないけど…」


「でも大丈夫なんだよな?」


翔「うん」


「ならよかった」


ベッドで眠る太陽の髪をそっと撫でる。


翔「潤ご飯は?」


「大丈夫。そろそろ身体絞りたいからさ…夜はプロテインだけにしようかと思って」


翔「プロテインだけ?」


「今度の舞台…ボクサーの役だろ?身体見せるシーンもあるから身体作りたいなって思ってて」


翔「………そっか」


「とりあえず…今日は寝るよ」


寝室を出て服を緩めながらリビングに向かうと翔も後を付いて来た。


翔「うん。明日も早いの?」


「ライブのステージ構成がなかなか決まらなくてさ…そろそろ詰めなきゃいけないのに出来なくて。暫くは…まだ帰り遅くなるかな」


翔「でも…」


「どうした?」


翔「………ううん。何でもない」


「そっか」


翔「でも出来るだけ夜は…太陽に居てやって?」


「あー…でもさ…」


翔「何?」


「俺りんご病やってないんだ…」


翔「………」


翔が黙って俺を見つめる。


「太陽が治るまで…隣の部屋で寝ていいかな。本当、申し訳ない」


翔「………」


「ごめん翔。帰ったら勿論顔は見るし出来る限りの事はするから」


翔「そう、だよね。移っちゃうと大変だもんね。潤まで病気になったら俺…どうしていいか分からないから…」


翔が少し寂しそうな表情でうつ向いた。


「本当ごめん。太陽の事…頼む」


翔「うん。潤も仕事頑張ってね」


「うん」


翔を抱き締め俺は頬にそっとキスをした。
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