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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第31章 Full of more happiness


太陽「おいちー!」


和「太陽くん本当チョコレート好きだね」


「そうなんだよ。虫歯になるからあまりあげないんだけどさ…潤がこっそりあげてるもんだから…」


和「好きだもんね潤くん。チョコレート」


「そうなんだよ…」


「顔もそっくり。好みもそっくり…正にミニチュア潤なんだよね…ほら太陽、チョコレート付いてるよ」


太陽「んー!」


タオルで太陽の口の回りのチョコレートを拭う。


和「それが幸せでしょ?」


「………うん。最高に…」


和「ふふっ」


「にのだって直ぐに分かるよ。ともくんこんなに智くんにそっくりなんだから」


和「うん…それは…今でももう噛み締めてる」


「ほんと?」


和「これ見て」


にのがスマホを取り出し、俺に待受を見せる。


「………ぶはっ!何これー激似なんですけど!」


そこに写ってるのはベッドで同じ体制、同じ寝顔でスヤスヤ眠る智くんとともくんの姿。


「産まれたばかりでもうこんなに似てるなんてねぇ…」


和「それは太陽くんもでしょ?それにこの2年でもっと似てきてるし。見てよあの眉毛。2歳であんなハッキリした眉毛してるの太陽くん位だよ」


「ふふっ。そうだよね。あの眉毛大好き」


和「翔さんが旦那さんに似てるのが最高の幸せって言ってたのがよく分かるよ。本当に幸せ。今から夢見てるよ。2人で釣りに行く後ろ姿」


「いいねそれ」


和「………」


「………」


「………幸せだね…」


和「だね…」


俺達はケーキと一緒に幸せも噛み締めていた。
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