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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第31章 Full of more happiness


ー翔sideー


もうすぐ潤のマネージャーが迎えに来る時間。


今日も…帰りは深夜になるだろう。


最近潤が足りない…。
もっとこうしていたい…。


潤の膝の上で潤に抱き締められながら…潤を恋しく思った。


潤「今日は家に居るの?」


「にのと買い物。智也くんのオムツと…後あの神社にお揚げさんお供えに行く」


潤「またあそこ行くの?」


「うん」


潤「そっか。気を付けてな」


「うん。潤も…無理しないでね」


潤「うん。ありがとう」


するとタイミングよく潤のスマホが鳴る。


潤「もしもし。はーい出ます。はい」


「………来た?」


潤「うん。よし…行こうかな」


「太陽。パパお仕事だよ。いってらっしゃいするよ」


太陽「あーい」


潤「よし来い太陽!」


太陽「きゃー!」


潤が太陽を抱っこしてブンブン回りながら玄関に歩く。
太陽は嬉しそうに声を上げた。


「ふふっ」


笑顔の2人の顔が本当にまたそっくりで…嬉しくて笑ってしまう。


玄関に着くと、潤が太陽を降ろす。
そのまま靴を履いた。


俺は太陽と手を繋いでその背中を見つめていた。


潤「よし…じゃあ行って来る」


立ち上がり、荷物を抱えた。


「行ってらっしゃい」


太陽「いってらぁしゃー」


潤「いい子にしてるんだぞ太陽」


太陽「あいー」


太陽を優しく撫でて…俺を見つめる。


潤「寝ててもいいからな」


「待ってる」


潤「………分かった。終わったら連絡する」


「はい」


潤「じゃ」


そっと潤の顔が近付き、優しいキスが降りて来る。


「気を付けて」


潤が手を振りながら出て行った。


太陽「いってらぁしゃー」


バタン、とドアが閉まった途端に寂しさが募る。


「はぁ…」


太陽「ママ」


俺の心情を読み取ったのか、太陽が俺にぎゅっと抱き着いて来る。


「よし、早目にかずママのとこ行く?」


太陽「うん!」


「よし。じゃあさっさと片付けちゃおうね」


太陽「あい!」


太陽を抱っこしてリビングへと戻った。
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