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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第31章 Full of more happiness


ー翔sideー


太陽「まんまー!まんまおっき!」


「んー…」


太陽の声で目を覚ますと…既に起きた太陽が俺の揺さぶっていた。
時計を見ると…まだ6時前。


「どしたの太陽…」


太陽「ままおっき!」


「静かにして…パパ昨日遅かったんだから…」


寝たまま太陽を抱き締め背中を擦る。


隣の潤は太陽の声にも全く反応せずに熟睡してる。


「もうちょっと寝ようよ…」


太陽「やー!おっきするー!」


太陽が嫌がってジタバタと暴れる。


「もう…分かったよ…分かったから静かに…」


そのままもぞもぞと起き上がると太陽は嬉しそうに微笑んだ。


太陽「おあよーござます!」


「はい。おはよう」


太陽の笑顔を見ると…すっかり目が覚めてしまう。


太陽「ままちゅー!」


「はいはい。んー」


最近恒例のおはようのちゅー。
潤が寝てて良かった…。


「よいしょ。朝ご飯何食べよっか…」


太陽を抱っこして俺は寝室を出て行った。










「太陽。パパ起こして来てくれる?ご飯出来たって」


太陽「あーい!」


おもちゃで遊んでいた太陽に声を掛けるとバタバタと寝室に走って行った。


午前7時半。


時間に余裕のあった今日はご飯と味噌汁、焼き魚に玉子焼き。浅漬け。


「うん…THE・日本の食事ですな…」


テーブルに並べた食事を見ながら満足した。


潤「だぁっ!!」


「またやったか太陽…」


寝室から聞こえる潤の悲鳴にいつもの事だと気にしないでいると…太陽を抱っこした潤がふらふらとリビングに入って来た。


潤「翔…頼むから…太陽1人で起こしに来させるなよ…」


「またやられたの?」


潤「………金玉にメガヒットだっつーの…」


「ぶっは!」


太陽「いえーい!」


潤の腕の中でぶんぶんと足を振る。


「太陽。そこは蹴っちゃ駄目って言ってるだろ。パパにごめんなさいは?」


太陽「だってパパおっきしない…」


「おっきしなくてもここは駄目だよ?分かった?」


太陽「あーい…ごめなさい…」


潤「次は駄目だぞ?」


ぽんぽんと太陽の頭を撫でながら潤は笑顔になる。


潤「お。今日は豪華だなぁ」


「早く起きたから。食べよ?」


俺達は向かい合い椅子に腰掛けた。
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