• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第29章 思い出のヌードグラビア


「撮影って…何言ってんの…」


潤「今日は無理言ってすみません。了承して頂いてありがとうございます」


カメラマン「いやいや大丈夫だよ。じゃあ後は…任せていい?」


潤「はい」


カメラマン「じゃあ翔くんお疲れ。いい写真撮らせてくれてありがとう。発売楽しみにしてる」


「あ、は、はい…お疲れ様です…」


そのままスタッフがゾロゾロと出て行く。


スタッフ「終わったら教えて下さいね」


潤「分かりました」


そして…俺と潤がその場に取り残される。


「潤…?」


潤「これからは…俺達で撮影会すんの」


「え!?」


潤「表には絶対出ない…2人だけのヌードグラビア」


そう言いながら…潤が俺を覆うシーツを掴み、ゆっくりと落とす。


潤「前張りも剥がすよ。2人だけだからいらないよね」


「え、ちょっと…あっ!」


張られていた前張りも簡単に剥がされる。


「まだ…ちょっと飲み込めない…」


潤「考えたんだ。翔の裸撮られるの…正直ずっと嫌だったけど…俺だけにしか撮れない翔を撮りたいって。そうすれば…楽しい思い出になるかなって。嫌だと思わないから。だからさ、2人でヌード撮影会…しようよ」


「て事は…その下…裸なの?」


潤「うん。何も着けてない」


「2人で…撮るの?」


潤「うん。俺しか撮れない翔の写真…いっぱい撮らせて」


潤の手の平には…遠隔操作出来るカメラのリモコン。


「綺麗に取ってね?」


潤「そのままで充分綺麗だよ」


潤がボタンを押すとパシャッとフラッシュが焚かれる。


「ちょっ!今の反則!油断した!」


俺は慌ててベッドへと潜り込んだ。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp