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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第27章 Tears


ー潤sideー


翔のマネージャーから知らせを受けた俺は太陽を実家に預け、病院へと急いだ。


今日の放送中の翔は…明らかに顔色が悪くて今にも倒れそうな程だった。
案の定…放送終了と共に糸が切れた様にその場で倒れ、そのまま病院へと運ばれていた。





翔マネ「松本さん!」


病院へと到着すると、待ち構えていた翔マネが俺に駆け寄った。


「翔は…!?」


翔マネ「それが…身体の疲労は数日休めば快復するだろうって…でも…」


翔マネがうつ向き、唇を噛み締める。


「………何…何だよ」


翔マネ「………櫻井さん…妊娠初期だったみたいで…」


「………だったみたいって…まさか…」


翔マネ「自然流産だそうです…」


「嘘だろ…?そんな…」


翔マネ「まだ3週目だそうで…自然流産はよくある事だって言われたんですけど…ぐすっ…」


「翔は…その事…」


翔マネ「さっき先生が…。櫻井さん…黙ってました…」


「………分かった。ありがとう付き添ってくれて」


俺はそのまま翔の病室へと向かった。
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