第26章 救世主
「あ、あぁっっ…」
足を広げられ、そのまま一気に貫かれる。
「あっっ、んぁっっ、さとしっっ…」
ガクガクと身体を揺さぶられ、激しくさとしに抱かれた。
さとし…いつもより激しい。
それにこんなに乱暴に求められるなんて…今まで無かった…。
智「かずっっ…」
身体を密着させながらさとしは俺を見つめてきた。
智「お前以外…こんなに感じねぇよばか…」
言われた時、心をきゅぅっと鷲掴みにされた。
「さ、としっっ…」
もう…それ反則っっ…!
「俺も…さとし以外こんなに感じないから…もうさとし以外としたくないよ…」
そう言うと…汗を流しながらさとしがふにゃと微笑んだ。
智「暫く絶倫になりそうだ…」
「え…?あ、あっっ…あ、さとっっ…そこあぁっっ…」
智「かずっっ…最高…たまんねぇ…」
「あー、あぁっっ駄目っっ…!」
さとしが大きく腰をグラウンドさせる。
「や、出るっっ…やぁっっ!!」
先端から一気に白濁が吹き出し、つられる様にさとしの熱いものが俺の中に放たれた。
智「はぁっ…はぁ…も…お前…」
「ふぇ…」
智「この身体…えろ過ぎだろ…松潤にヤらせなければ良かった…」
「そ、そんな事ないもん…」
智「あのなぁーおめぇどんだけ自分がえろいか自覚しろよ」
「む…」
繋がったまま、さとしの両手に頬を挟まれる。
智「自分の身体…ひょろいなんつってるけど…この華奢な身体でこの顔。その性格。あの笑顔。どんだけの人間がお前に惚れて涙を飲んだか…分かってんのか。翔さん翔さんて…モテんのはお前も一緒だろーが」
さとし…そんな風に思ってたの…?
「む、しらにゃ…」
智「もっと自覚しろい。色気放つのはおいらの前だけ。夫のめーれーだ!」
「にゅ…」
智「『にゅ』じゃねぇ。『はい』は?」
「………ひゃい…」
智「んふふ。許してやる」
「ん…」
智「ったく…言わせんなよこんなに恥ずかしい事」
ちゅっと優しいキスが降りてくる。
「ふぇ…」
どくん、と俺の中でさとしのが質量を増した。
嘘…。
智「今日は…ぐっすり寝れると思うなよ?」
そう言いながら再び動き出す。
「あ、あんっっ…さと…!」
俺達の夜はまだまだ終わらなかった。