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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第26章 救世主


ー和(翔)sideー


俺達じゃなくて、にのと智くんもそう感じていたみたいで。


起きた時から気まずい空気になっていた俺達は何をする事もなく、ぼんやりと時を過ごしていた。


唯一の共通点はお互いのパートナーが恋しくなってるって事。


俺は潤に、にのは智くんにべったりくっついて離れなかった。


早く相葉くん帰って来ないかな…。










相葉くんがマンションに着いたのは予定より早い時間だった。
でも俺達には長い時間に感じて…。


「俺出て来る!」


チャイムが鳴った瞬間俺は急いで玄関に向かった。


扉を明けると、笑顔の2人がそこに立っていた。
でも…あやちゃんは直ぐに驚いた顔で俺を見つめてた。


綾香「え…?」


「お、お帰りなさい…」


雅紀「ただいま~にの」


変わらない笑顔で相葉くんは居るのに…。


綾香「誰?」


俺は絶句した。


え…誰って…。


戸惑ってるとあやちゃんに腕を掴まれながらリビングに引っ張られた。





綾香「嘘…」


あやちゃんが俺とにのを交互に見てる。


雅紀「あやちゃんどうしたの?」


すると…


綾香「………何で…翔ちゃんとにのちゃんが入れ替わってるの!?」


翔(和)「!!!」


雅紀「は!?」


固まる俺達4人とは裏腹に1人だけ理解してない相葉くんがおたおたしていた…。
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