第25章 それってスワッピング?
ー潤sideー
「はぁっ…はぁ…」
翔(和)「あぁっっ、あっっ、潤くんっっ…!」
智「くっ…はぁ…」
和(翔)「やぁっっ、あんっっ…智くんっっ…」
リビングに俺達4人の声がいつまでも響く。
何度も何度も俺達は交じり合った。
空が白み始めるまで…。
「うーん…頭いてぇ…」
二日酔いの頭を押さえながら起き上がると…リビングは凄い惨状だった。
散らかったままのテーブルに転がる空のワインボトル。
ソファーでは俺とにのが…狭い中で抱き合って眠っている。
すぐ側の床で…りーだーと翔がタオルケット1枚で一緒にくるまってすやすや眠っている。
勿論全員裸のまま。
「俺達…何かやべぇな…」
翔とにのが入れ替わってから…入り乱れる様にセックス三昧の毎日を送ってる。
仕事休みだったからよかったものの…。
今まで…全員が一途に相手だけを想って相手だけにしか欲情しなかったのに…。
入れ替わって雰囲気の違う翔が可愛くて可愛くて…。
中身はにのなんだけど…。
………つーかさ…そもそも何で入れ替わったんだよ…。
そこ向き合わないといけなくないか…?
和(翔)「うーん…頭痛い…」
見るともぞもぞと翔が起き出していた。
「おはよ」
和(翔)「あ…おはよ…」
恥ずかしそうに翔は身体を隠しながらこっちを見つめる。
「大丈夫?」
和(翔)「ん…頭痛い…」
「飯食ったら薬飲もうな」
和(翔)「うん…」
「………」
和(翔)「………」
「あの、さ…」
和(翔)「ごめん…シャワー浴びてくる…」
俺から目を反らして翔は逃げるようにリビングを出て行った。
「翔?」
俺は翔の後を追い掛けた。