第25章 それってスワッピング?
ー和(翔)sideー
「んー…?」
目を覚ますと…そこに潤は居ない。
見ると服も着せられてちゃんと布団も掛けられていた。
「そうだ…えっちしてそのまま…」
俺は布団を頭から被り直す。
「どうしよう…恥ずかしい…」
にのや智くんに何て言ったら良いんだろう。
どうしよう。怒られるかな。
でも向こうも俺の身体でしてたんだし…。
いやでも向こうがしてたからこっちもってのは…何か違う…。
でもお互い溜まってたし…。
何だかんだ楽しかったし…。
でも…。
「うわぁぁん!!」
訳が分からなくなって、声を上げると寝室の扉が開き、足音が近付いて来た。
翔(和)「翔さん?どうしたの?」
「にの…?」
布団から顔を出すと、にのがベッドに腰掛けていた。
翔(和)「大丈夫ですか?」
「んー…大丈夫…」
翔(和)「翔さん…」
「………ん…?」
翔(和)「ごめんね…その…勝手にえっちしちゃって…」
顔を上げるとにのがぺこりと頭を下げた。
「そんな…こっちこそごめん…!」
翔(和)「ううん。始めたのはこっちだし。さとしの馬鹿が聞かなかったんだけど…でも俺も抵抗するの止めちゃったから…」
「にの…!」
慌てて布団から起き上がり、にのを抱き締める。
「謝らないでよにの…。お互い様なんだから。ね?」
翔(和)「………ん…」
「それに…楽しかったんだよね俺…ちょっと感じ方違って…」
翔(和)「あ…俺も…」
「だよね…。だから平気だよ」
翔(和)「ありがと翔さん。大好き」
「俺もにの大好き。ねぇ、こっちおいで♪」
翔(和)「ひゃぁっ」
にのの腕を引き寄せ布団を頭から被る。
「俺ここ弱いんだよねー」
翔(和)「あははっ!くすぐったいってばぁ」
布団の中で俺達は時間が経つのを忘れていちゃいちゃしていた。