第25章 それってスワッピング?
「あ…りーだー…」
智「あ…」
シャワーを終えバスルームから出て来た所でりーだーと会った。
「ども…」
智「あ、うん…はは…」
「あ、お風呂?」
智「うん…いい?」
「どうぞ」
智「サンキュ…」
りーだーと場所を入れ替わると背中を向けてりーだーがシャツを脱いだ。
「………」
智「………」
気まずいなぁ…。
「りーだーあの…コーヒーでも飲む?」
智「あー…ありがと。もらおうかな」
「じゃあ待ってるよ」
寝室を出て俺はキッチンへと入った。
コーヒーメーカーを作動させ、椅子に座る。
「お昼…何食べようかなぁ…運動したからみんな腹減るよな…」
暫くすると、タオルで頭を掻きながらりーだーがキッチンにやって来る。
「あ、もうすぐ出来るよ」
智「うん」
りーだーはそのまま俺の向かいに座る。
「………お昼…何する?」
智「もうそんな時間か…うーん…オムライスは?」
「あ、いいね。材料あったかな」
冷蔵庫から材料を取り出し、並べてるとこっちを見つめるりーだーと目が合った。
智「………あのさ…」
「ん?」
智「………どうだった?」
「え?」
智「ちなみにこっちはすげー良かった」
「そっか…。俺も…すげー良かった。ごめんな。許可なくしちゃって」
智「いや、それはお互い様だしな…」
「まぁ、今だけのお遊びっつー事で…」
智「だなぁ…ふふっ」
俺達は笑い合いながら…奥さん達が起きるまで一緒に昼食の準備に取り掛かった。
お互いに感想を聞き合いながら。