第25章 それってスワッピング?
和(翔)「う、ん…」
「はぁっ…はぁっ…」
意識の飛んだ翔の身体を抱き締めながら、キスする。
やってしまった。
にのの身体で。
でも何故か…身体は疲れてるけど頭はすっきりしていた。
欲求不満が解放されたからなのか。
ティッシュで飛んだ白濁を拭いた後、翔よりも細いその身体を抱き締めた。
にのの身体だしにのの声だけど…喘ぎ方や感じるポイントは…にのの物だった気がする。
翔は…普通はもっと乳首攻められるの好きだし…翔の前立腺もっと奥だもんな…今日はもっと手前だった。
浮気した申し訳なさもあるけど…正直…ちょっと楽しかった。
愛を確かめ合うって感じよりも…何ていうか…セックス楽しんだって感じ…。
いかんいかん!
「何言ってんだ俺。変態か」
一時の気の迷いだ。
溜まってたから仕方ない。
これっきりだこんなの。
でも…翔もノリノリだったよな。
むしろ誘ってきたのは翔からだし…。
ベッドの下に落とした服を着せて、布団を被せる。
「シャワー浴びよ…」
俺は裸のまま寝室を出て行った。