第24章 お稲荷様大パニック
ー潤sideー
りーだーの言葉に俺は目を丸くする。
「いや…見た目翔でもさ…中身はにのだろ?りーだー…嫁が他の男に抱かれんだぞ?」
智「まぁ…そうだよな」
「だろ?」
智「でも今ちょっと…気になったんだよね…今抱いたらどんな感じなんかなって…」
「………」
智「ちょっと…興奮するよなぁ…」
「………」
智「なーんてな。変な事言って悪い」
「いや…」
智「コーヒーおかわりくれる?」
「あ、うん」
俺は差し出されたマグカップを受け取り、コーヒーを注いだ。
翔の身体の…にの…。
「いかんいかん!!」
ぶるぶる頭を振るとくくっとりーだーが笑う。
その瞳は…何かを企んだ様な…怪しい何かを湛えている。
「………何?」
智「うんにゃ。今日は皆休みだからさ…ゆっくりしような」
りーだーが受け取ったカップを乾杯する様に持ち上げて微笑んだ。