• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第24章 お稲荷様大パニック


入れ替わったと言われても…簡単に信じる事は出来なくて。
でもその仕草や口調…俺達夫婦しかしらない事…。
信じずには…いられない。


智「松潤あんまかずの身体にべたべたすんなよ」


「そんな事言ったって…中身は翔なんだし…つーか、そっちだって翔の身体に触んなよ」

和(翔)「2人共今はそんな事いいから…」


翔(和)「そうですよ。何でこんな事になったんでしょ…」


智「つーか…これからどうすんの?おいら達…」


「これからって…」


智「いや…仕事とか。翔くんでも外身はかずだから…仕事とか…」


和(翔)「俺…にのになんなきゃいけないの?」


翔(和)「俺…翔さんになるの?」


智「マジか…」


和(翔)「と、とりあえずさ…事情話して…」


「信じると思うか?『俺達中身が入れ替わりました』っつって。頭おかしいと思われるのがおちだよ」


和(翔)「で、でも…俺にのの振りなんて出来ないよぉ」


にのの中の翔が泣きそうになってる。


翔(和)「俺だって無理ですよ…」


智「とりあえず今はさ…レギュラー番組とコンサート位だから…何とか乗り切れんじゃね?翔くん休業中だし」


翔(和)「そう、ですかね…?」


「いや、それがさ…」


にのの翔を見ると、同じ事を思ってたのか目が泳いでいる。


翔(和)「なぁに?」


和(翔)「俺…明後日ZEROの打ち合わせ…」


智&翔(和)「えぇっっ!?聞いてない!!」


和(翔)「ごめん!スタジオは来月からだから…落ち着いたら相葉くんが戻って来たら言おうって思ってて。取材とかロケの打ち合わせだけなんだけど明後日から」


翔(和)「よりによって…ZERO…」


翔のにのが絶望の表情で崩れ落ちる様に座り込んだ。


和(翔)「にのぉ…ごめん…」


翔(和)「俺無理ですよ…キャスターなんて…」


和(翔)「資料とかあるから…ね?俺が教えるよ。本番までには戻ってるかもしれないし…」


翔(和)「ふぇん…翔さぁん…」


翔のにのがにのの翔に抱き着く。


智「どうなんだよおいら達…」


「わっかんねぇ…」


泣きながら抱き合う奥さん達を見つめながら俺達はただ溜め息しか出なかった。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp