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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第24章 お稲荷様大パニック


ー潤sideー


「ちょっと待って…頭整理させて。何言ってんのか分かんない」


智「右に同じ」


翔(和)「だーかーらー!俺が和也で、こっちが翔さんなんだって!」


和(翔)「俺が翔なんだよ!」


「意味分かんない…」


智「右に同じ」


和(翔)「潤。さっきから何度も言ってるじゃん!俺とにの入れ替わっちゃったんだよ!」


「頼むからさ…にのに潤呼びされると混乱する」


智「右に同じ」


翔(和)「さとしさっきからそればっかり!状況分かってんの!?」


智「さとしって…初めて翔くんに呼び捨てにされたなぁ」


和(翔)「だからそっちはにのだよ智くん!」


この会話が始まってどれだけの時間が過ぎただろう。


朝…先に起きた俺は翔に毎朝のモーニングキスをしてたら…いきなりビンタされた。
『今度やったらさとしに言うから!』なんて怒鳴り付けられ…その後鏡見てパニック起こすもんだから落ち着かせようとしたら隣の部屋からも悲鳴が聞こえてきたもんだから翔は慌てて部屋を出て…。


入れ替わった…?ドラマや映画じゃないんだから。


「そろそろ朝ご飯にしようよ。2人共さ…冗談にしては長過ぎるって」


翔(和)&和(翔)「冗談じゃないってば!!」


智「おいら腹減った…」


翔(和)「翔さぁん…どうしよう…」


和(翔)「とりあえず…2人に信じてもらわないと…」


にのが腕組みをして考えてる。


和(翔)「潤!『翔は俺としたくない?』なんて弱気になったくせに…昨日も3回戦までしただろ!しかも最後は騎上位!」


「えっ…」


翔(和)「どうりで…腰めっちゃ痛い…。さ、さとし…今日は家で思いきりセックスするんでしょ?」


智「えっ」


翔(和)「脱・淡白って言ってたじゃん!」


智「………マジで…かず…?」


翔(和)「だから…俺なんだってばぁ…」


和(翔)「潤…」


「本当に…翔なのか…?」


和(翔)「俺だよ…潤…」


涙目になりながら俺に抱き着いて来るにの…いや、翔。


「どうしよう…」


にのの姿の翔を抱き締めながら…俺はただただ…パニックになっていた。
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