第20章 Scream
「う…うぇ…」
口の中に広がるむせる程の青臭い香りに俺は顔を歪めた。
佐伯「あぁ…翔…翔のお口気持ちいいよ…」
歓喜の声を上げながら佐伯さんはその大きなサイズの塊を根元まで押し込んだ。
佐伯「あぁ…もうこれだけでイきそうだよ…翔…はぁっ…」
俺の顔を持ちながら腰を動かし始めた。
「んんっっ…んん…ふぅっ…」
ますます広がる臭みと苦み。
俺は吐き気に耐えるだけで精一杯だった。
佐伯「はぁ…翔…翔が俺のをくわえてる…あぁ…いい…いいよ…」
徐々に腰の動きが速くなる。
「んぶっ…ふぅっ…ぐっ…」
佐伯「あぁ…もう出る…出すよ…君の可愛いお口に…」
「んんーっっ!ふぐっ…」
やだ…!止めて…!!
佐伯「あぁっっ、出る…!」
「んぐぅっ!」
ドロリと生温かい…酷く青臭い物が口の中に放たれる。
佐伯「飲んで翔…ごっくんするんだ…」
「んん…ごくっ…」
早く口を解放して欲しい。
俺は目を閉じてそれを飲むしかなかった。
「うえっ…!げほげほっ…!」
口を解放された瞬間、俺は激しくむせてしまう。
佐伯「ごめんな翔…辛かったな。でも…気持ち良かったよ。次は翔が気持ちよくなる番だ…」
「っっ…やぁ…!」
仰向けに寝かされシャツを捲られる。
佐伯「翔の乳首…綺麗な色だね…」
「やだ触らないで…!」
くにくにと飾りを摘ままれ、背中に悪寒が走る。
佐伯「………あの男にも吸わせたの…?これ…」
顔付きが変わり、ギロリと見下ろされた。
佐伯「あの男にも…吸わせて…あの男にそっくりな息子にも吸わせたのか…?」
「っっ…」
怖い…怖い…!
俺は恐怖で何も答えられなかった。
佐伯「答えろっっ!!」
「いっ、痛いっっ!止めて…!!」
髪を掴まれ、引っ張られる。
俺を痛め付けるその形相は鬼の様だった。
「痛い痛い!!お願い止めてっっ!ごめんなさいっっ…!」
痛みのあまり…涙を流しながら謝ってしまう。
すると…ふいに手が離れた。
奴の手からパラパラと…大量の俺の髪の毛がシーツに落ちた。
佐伯「翔ごめんな…ごめん!」
俺に謝りながら…奴は俺を抱き締めた。