第4章 結婚までの道のりー前編ー
ー翔sideー
玄関の扉を開けた瞬間、潤に引き寄せられ腕の仲に抱き締められた。
バサバサと、途中で買い出しをした荷物が玄関に散らばる。
「じ、潤…」
潤「………我慢出来ない」
「っっ…」
壁に押しやられ、耳元で囁かれる。
「ちょ、待っ…んんっっ…」
顎を持ち上げられ、唇が重なる。
「はふっ…ん…」
潤とのキスは気持ちいい。
って言っても…俺は潤としか経験無いけど。
大好きな人と触れ合うのは最高に幸せ。
俺は潤の首に腕を回してそれに答えた。
キスをしながら潤は俺を抱き、そのまま寝室へと移動する。
寝室のベッドにゆっくりと押し倒された後、ようやく唇が離れた。
「お風呂は…?」
潤「だから我慢出来ないんだって」
「あっっ…」
俺に馬乗りになり潤がシャツを脱ぎ投げ捨てた。
格好いい…。
何度見てもその整った顔に見惚れてしまう。
寝てる顔も、子供みたいな笑顔も、悩んでる顔も、俺にしか見せないセクシーな顔も…全部格好いい。
「………赤ちゃん居るから…優しくして…?」
潤「………そんな色っぽい顔で言われて…我慢出来ると思うか?」
「へ…?」
潤「………無理…」
「ちょ、あ、あっっ!」
一気に潤が覆い被さって来た。