• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第4章 結婚までの道のりー前編ー


「皆…本当にありがとう」


事務所の駐車場。
別れ際俺は3人に深く頭を下げた。


雅紀「びっくりしたよ。マネージャーから電話あってさ。翔ちゃんが妊娠したから今から事務所に行くって聞いて…慌ててリーダーに電話したんだ」


翔「迷惑…かけたね」


智「本当…迷惑だよ」


「………」


いつになく真剣なリーダーの顔に俺も翔も黙ってしまった。


智「勝手に辞めるなんて言ったりして…本当腹立つ」


「リーダー…」


智「もう勝手に辞めるとか言うなよ?5人で頑張ろう。おいら達ならやれる」


翔「智くん…」


にの「そうですよ。元気な赤ちゃん産んで下さいよ」


翔「ありがとう…本当にありがとう…」


にの「とりあえず今日は2人でゆっくりして下さいね。私達はこれで」


「本当にありがとう」


手を振りながら、3人はそれぞれのマネージャーの車に乗り込み去って行った。


翔「………ありがと…」


車を見送りながら呟く翔を俺は後ろから抱き締めた。


「俺達…幸せだな…仲間に恵まれて」


翔「うん…」


「翔」


翔「ん?」


「愛してるよ」


翔「俺も」


「帰ろうか」


翔「うん」


俺達は手を繋ぎ、マネージャーの待つ車に乗り込んだ。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp