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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第4章 結婚までの道のりー前編ー


「リーダー…何言ってんだよ」


並んでいる3人以外、全員が言葉を失った。


ジュリー「智何言ってるの?気は確か?」


智「はい」


にの、相葉くんも頷いた。


翔「3人共何言ってるの!?解散なんて出来る訳ないじゃない!」


智「5人じゃないと意味ないだろ!!」


「っっ…」


初めて見た…リーダーの怒ったとこ。


智「言ってたよね。誰か1人でも欠けたら…それはもう嵐じゃないって。だから…翔くんでも松潤でも…どちらか1人でも辞めるのなら…全員で辞める」


社長「………本気なのかい?」


雅紀「………はい」


智「事務所の方針でもありますよね。メンバーの誰かが何かやらかせば…グループの連帯責任だって。俺達知ってました。2人がずっと付き合ってる事。結婚するって報告も受けてました。子供の事は…知らなかったけど。だから…連帯責任です。全員…解雇にして下さい」


翔「智くん…」


翔の目から涙が溢れていた。

「皆…ごめん…」


和「私達好きでやってるんで謝らないで下さい。まぁ、子供の事は聞いてなかったんで…それは後でお説教させてもらいますけどね」


ふふっとにのが笑って俺の肩を小突いた。


「ん…ごめん」


社長「………もう何を言っても聞かないねこの状況は…」


ジュリー「社長…」


社長「覚悟しなさい。祝福してくれる人もいるが風当たりも強くなるぞ。何かあれば結婚を理由に叩かれる。そうならない様に…そうなっても吹き飛ばせる位の力を見せなさい。全員でね」


翔「………社長…」


「………」


社長「景子。出来る限りのスケジュール調整を。ずらせる所はずらして…良いね」


ジュリー「………はい」


社長「ユー達も頼んだよ」


社長が俺のマネージャーと翔マネを指差す。


潤マネ&翔マネ「はい!」


2人は一礼をして出て行った。


「これって…」


社長「そこまで言うんだったらやってみなさい。この私に啖呵切ったんだからね」


口角を上げながら俺達を見つめる社長。


ジュリー「まったく…頭痛いわこれからの事を思うと」


「ありがとうございます!!」


社長「とりあえず…ご両親に挨拶に行きなさい。その間にマスコミ対策を考えるから。以上」


翔「潤…!!」


翔が俺に飛び付いて来る。
俺はそれを強く抱き締めた。
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